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「立つ」立禅

気功について気功とは、中国古来の健康法の一種。民間療法、代替治療でもある。
気功の「気」は元気、病気、気持ち、気分の「気」。
 気の正体は未だに解明されていないが、生命エネルギー、宇宙エネルギーとみなされ、1から20ヘルツの低周波の波動の性格を持ってるそうである。
 つまり、簡単に言ってしまえば目には見えないエネルギー。”感じる”ことが必要!

約2000年前に書かれた中国最古の医学書『黄帝内経』には、気が病気と深い関わりがあると示され、はるか昔から中国の人々の健康と幸せを支えてきた。
宇宙、大地、樹木などの自然環境から気を取り入れながら、体内の気を巡らせる気功は、病気の予防や治療、寿命を伸ばす効果が期待できると言う。
そして、本場の中国では、2000を超える流派がある。体操のように身体を動かす“動功”と、座禅や瞑想のようにあまり動かない“静功”までその種類はさまざまだ。

気功が人気の理由気功が人気の理由は、その独特の動きにある。気功の動きと言えば、かなり遅いように見えるかもしれない。けれど、実際その動きを”集中”して行うと「遅い」と表現することは適切ではないことに気づく。
そして、それはきっと気功の練習方法の意図を理解すれば、腑に落ちるはず。
前述した通り、気功の練習では目には見えない気を全身に流していく。そうするためには、自分の体に関心を持つことが重要になってくる。自分の体のさまざまな部位に意識を向けるトレーニングと言うと、よりイメージがしやすいだろう。

 例えば、一つ一つ部位を使っている感覚を持ちながら“丁寧に”歩いてみてはどうだろう。普段、何気なく歩いているかもしれなけれど、実際に歩く動きに集中すると、脚を上げて膝を曲げて、踵をおろして、つま先がおりるといった、体の各部位が順番に動いて歩くという動作を完成させている。ゆっくりと行わないと、自分の体の一つ一つを感じることはできない。
日常生活の中でも、あまりにもスピーディーに動いていて気づかないことが多いけれど、特に意識していなくても一つの動作をとるのに、いくつもの体の部位が連動している。
スピーディーに生きていくことが当たり前になっている人にとっては、どうしても日常生活で体に意識を向けることが少なくなってしまう。それが、何となくの不調や病気につながってしまう可能性があると言うのに。
つまり、忙しく生きる現代人にとって、気功は自分の体に関心を持つツールだと言えるのだろう。
フィットネス女子にも気功はお薦め気功の練習で重要な要素は、“今この瞬間に集中する”こと。
この気功をフィットネス練習中に活かすことは怪我防止にもつながるので、フィットネス女子にもおすすめだ。
例えば、ウェイトリフティングを練習している人の中には、背中に負担を感じているケースが多い。つまり、腕で持ち上げようとして、足で持ち上げることに集中していないことが考えられる。
または、ランニングをしているけれど、とりあえず足を叩く、景色を眺める、またはエアポッドから流れてくる音に意識が集中しているなんてことはない?
実際、アスリートやフィットネスフリークの中には、怪我をして初めて気功の価値に気づく人も多くいる。
フィットネス中に怪我をしないためには、ウォーミングアップやクールダウンが重要。けれど、練習中に自分の体の隅々に100%意識を向ける集中力もまた、同じくらいに大切だ。それがあって、初めてフィットネスの本当の効果や成果を感じることができるのではないだろうか。
立禅について
立禅とは読んで字のごとく、立ってする禅で、大木を抱くような姿勢をとり、目を半分くらい開き(半眼)、遠くを見るでもなく、近くを見るでもないような感じで立ちます。 
 また、練習するとき手足をある程度曲げることで、全身の血液循環を促し内臓機能の働きを良くなります。

 最初のうちは、立っている間にいろいろなことを考えます。今日の仕事はどうだったとか、友達や家族のことなど、さまざまな雑念が頭を去来します。
 それが10分ぐらい立てるようになると、もっと直接的なことに意識が移ります。足が痛いとか、肩が凝るとか、腕が痺れるという感じです。それも通り越して慣れてくると、夢のなかにいるように、無意識に近い状態になっていきます。    
 この稽古を継続することで、精神は養われ、強い体力をつくり、慣れてくれば動きをつけて武術的な練習へと変化させていきます。
立禅をやることで現れる体の反応・中国では、様々な慢性疾患を治療するためのメディカルスポーツとして使用されていたため、「站椿療法」と呼ばれていました。

・一つのポーズを動かずにじっとしているだけで、一般的なスポーツや武術は、運動は位置の移動に基づいていますが、「立禅」の動きは静止していることに基づいています。
 速度も力も必要な条件ではなく、位置は移動せず、また力を入れるどころかリラックスが求められます。

〈立禅をやる事で現れる体の反応〉
例えば平常70の脈拍数が、立禅を始めると90、100、110と上昇し呼吸数も変化する。そして立禅を止めればどちらも元に戻る。

そこで、運動は二種類に分けることができると思います。
 一つは位置移動を伴い脈拍数が上昇するが、酸素を十分に摂取できないタイプの運動(一般的なスポーツ全般)、
 もう一つは脈拍数は上昇するが呼吸に余裕があり酸素も欠乏しないタイプの運動。
 脈拍数はかなり増加する一方で酸素を十分に摂取することができるという点に、立禅が養生に結びつく理由がある。
 また、激しい運動であれば対象は若年層に限定されるが、站椿は年齢を問わず誰でも練習できる。

 練習して要領を得るに従い、立禅を続けても疲れず、却って気持ちが良くなり、休みたいとは思わない段階に入ります。
 そして具体的には皮膚がしびれたり、手が膨らむように感じたりする感覚が現れ始める。

この刺激は、運動量が大きいほど早く現れる。
 この刺激は筋肉や関節などを刺激し、神経を通して大脳皮質に伝達される。大脳は立禅状態で身体に現れた刺激(情報)に対する反応が出現する。
「脚が痛いがこのまま続けるかどうか」なども考え始める。ここで立禅を止めてしまえば効果は得られない。

さらに継続的に1、2週間程立禅を練習するうちに、だるさ、しびれ、膨張、痛みなどの反応は筋肉の小刻みな震動へと転化する。体温の上昇と発汗が始まり、やがて心地よい感覚も現れる。発汗の前後は上述の数種の反応と心地よい感覚との境界であり、生理機能が量の変化から質の変化に至る折り返し点と言える。

 一回の練習が30~40分間できるようになった人は血液循環と新陳代謝が改善され、めまい、精神力がおとろえるといった症状はなくなる。頭部がとても軽くすっきりし、精神爽快になり、一種のことばでは表せない快適な感じがします。


「歩く」這

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腰を少し下げて片足ずつゆっくりと動かして歩いていく。片足に全体重がかかるので、バランスを取るのに苦労しますが、これを行うことで体勢を乱す出来事や咄嗟の時でもバランスを保てるようになり、転倒予防に役立ちます。
武術として這を行う場合は、5mの距離を30分かけて歩きます(前進後退)が、健康法としてのみなら、そこまでは要求されません。
 ビルや家などの建造物は土台がしっかりしていないと崩れてしまいます。身体も同じで土台、つまり足腰がしっかりしていないとバランスを崩して転倒や怪我の元になります。
部分的な筋力トレーニングも大事ですが、全身を協調させたトレーニングがとても重要であり、日常生活に必要な身体の使い方だと思いますので、私はそれをメインに実践しております。

鍼灸

【鍼灸について】
はりと灸という道具を使ってツボに様々なパターンの刺激を与えることで中枢神経に作用をさせて、ホルモン分泌や自律神経の働きを調整します。
 また、痛みを緩和する体内物質を分泌させたり、怪我や炎症の修復を助ける作用もあるので、ココロとカラダに効くのです。

東洋医学を語るうえで外すことができないキーワードが、「陰陽五行」。
「自然のリズムに従ったムリのない暮らし」という自然学を説いた 老子の考え方が、東洋医学のベースになっています。

【陰陽五行について】
〈陰陽〉
陰:休息状態
陽:活動状態

〈五行〉
肝:
からだが必要とする場所への血流量を増やす働き

心:
全身をめぐる血液量を調整するポンプの働き

脾:
食べ物の消化吸収をして栄養を取り込む働き

肺:
酸素を取り込んで細胞を活性化する働き

腎:
ミネラル濃度と血液pHを調整して細胞を代謝させる働き

私たちのカラダは、環境や感情の変化によって、臓器の働きや血流のバランスを調整しています。また、天気や気温の変化といった環境の変化にも、バランス調整をします。
このような自己調整能力きちんと働いている状態を、「陰陽五行が整う」と言うのです。


〈鍼灸治療とは身体の気血津液を調える〉
カラダの陰陽五行をちょうど良い状態にしておくために、私たちはツボを刺激して
「気・血・津液」の循環をコントロールしています。 
「気・血・津液」の状態が悪くなると、陰陽五行のバランスが崩れて病気になってしまいます。
気:
刺激に対して起きる変化反応のこと
血:
気を活性化するために栄養すること
津液:
 気を維持するために滋養すること

人の身体にも個性(体質)があるので、完全に安定をしたバランスを保っていることはありません。私たちは各々の体質に適したバランスを保つために、「気血津液」と「陰陽五行」のバランスを整えて健康な状態へ導いているのです。

「経穴」=皮膚や筋膜には感覚を感じる神経があり、そこへ「快・不快」の刺激をすると、関係する臓器の働きをコントロールすることができます。 同じ臓器に関係するツボの集まりを「経絡」と呼び、経絡全体でバランスを整える日本式鍼灸術を「経絡治療」と言います。

「立つ」「歩く」トレーニング
(立禅・這)武術バージョン
立禅:30〜50分
這:15〜30分
料金:3000円
ロコモ予防
立禅:15〜20分
這:5〜20分
料金:1500円

Staff

岩本 崇浩

 高齢者施設での機能訓練で、とくに「歩く」「立つ」ことを重視し、武術の練習を取り入れています。
 健康な方には、養生法として内臓を調える鍼灸と、身体の効率的な運用を指導して、日々をイキイキと過ごせるようにプロデュースしています。

  • プロフィール
  • 2009 明治東洋医学院鍼灸学科卒業
  • 太氣至誠拳法・気功会所属
  • チーム吉鷹 一般部メンバー
  • 資格 はり師きゅう師国家資格

▼当サロンご利用に際してのご注意▼

・一般的な治療院の形はとっていないので、鍼灸は予約での訪問になります。
・立禅トレーニングなどは定期的に貸室を利用したセミナー形式で行っています(自宅訪問での個別指導もあります)
・急性の症状に対応していません(一度私に施術を受けた方には対応します)

・当サロンは、性的サービス、違法行為は一切行いません。
・予約はまず、メールなどのメッセージから対応させていただきます(連絡を取れないことがあるので)

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